トップダウンとボトムアップで目標達成
古くて新しい課題でしょうか。リーダーはいつもトップダウンとボトムアップを上手く操って組織をリードしていくことが求められます。
トップダウンは一方的、専制独裁というようなイメージで、ボトムアップは民主的というようなイメージがありますね。いずれの手法に於いても目標達成のための組織運営が適切に行える事が肝要だと思います。そしてその結果としての業績向上に結びつく事が何より大事です。
組織のサイズから見たトップダウン
自身の経験からすると、70人程度の組織がトップ一人で全員に目配りができる一つの限界というかワンマンコントロールのガイドラインではないかと感じています。それを超えると何かしら権限委譲をして、それぞれの職長さんを通しての経営管理ということになると思います。従って小さい組織はトップダウン、大きい組織はボトムアップの考えでまずは良いのではないでしょうか。
中小企業、大企業のトップダウン・ボトムアップ
現実的には複数の組織リーダーと連携をとってやるトップダウンも可能なので300人位の会社であればトップダウンが意思決定が早くできて効率が良いと考えます。つまり中小企業はトップダウンが一般的と言えると思います。一方大企業は、ビジネスユニット毎の組織体が中小企業のようなものですので、それぞれのユニットのボトムアップをベースに最終的なトップダウンとなります。双方がうまく機能しないと回せないのが大企業です。職場のリーダーは大方中間管理職なので、自社がどのサイズの組織かと言う事と、トップの組織運営に関する考え方をよく承知しておく必要があります。
リーダーとしてのバランス
リーダーは基本何もなければ、「トップダウン」をできる準備をしておくべきと考えています。そのためには自身の上司(トップ)の考えを常に呈して、例え自分の判断で事を進めて事後報告しても後戻りしないで良いような日頃の上司とのコミュニケーションが必要です。また部下にトップダウンで指示をしたとして、「やっぱりそれはちょっと違う」という現場の声を聞くボトムアップの余裕を残しておく事も必要です。多分これが早い決断と的確なアクションを実現できるバランスではないかと思います。トップダウン80、ボトムアップ20位の感じでしょうか。「打てば響く組織」はこのような意思決定のプロセスが職場として共有されている必要があります。
良い成果物を求めるボトムアップ
一方、製品開発、販売スキーム、システム構築等、何らかの成果物の構築には十分ブレインストーミングをして意見をできるだけ交換させて、ボトムアップで決めるのがより良い成果物が出来上がると思っています。仮に成果物に多少の不備が後で見つかってもしっかりボトムアップしたものは今度は何とか不備を全員でリカバーしようとする総力の結集に結びつくものです。しかし全てのことがボトムアップで自然に決まるわけはなく、最後はリーダーが「これで行く」というトップダウンな決定がこれまた良い成果物を生み出すバランスで、ボトムアップ80、トップダウン20と先程とは逆のバランスになってきます。
トップダウンがトレンド?
トップダウンとボトムアップ、どちらもメリット、デメリットがあり相互にカバーし合いながら、どうバランスをとるかがリーダーの腕の見せ所です。昨今は全体的に決断とプロセスのスピードアップが求められ、またコンプライアンス重視の流れもあって、責任の明確なトップダウンが増えている印象があります。コロナで皆が集まってという習慣が薄れたこともあり、ブレインストーミングが以前ほど旺盛にやれない環境が増えていることも影響があるでしょう。

どちらも結局必要
世の中のトレンドとして、トップダウン優勢であれば、組織のリーダーの責任もより直接的に大きくなります。日頃からあらゆる課題に対して部下とのコミュニケーションを増やし、ボトムアップの情報収集を怠らないことで、いざという時のトップダウンができるように組織のリーダーは日々精進が求められます。
トップダウンとボトムアップ常にバランスを考えた運用がいつもリーダーには期待されています。


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