後半戦は、2025年の栽培史の総括となります。実際に種を蒔いて、育苗して、定植して、栽培するというプロセスをいろんな種類の野菜で思いつくままやりました。畑もどこまで広げればいいのかの見当もつかないまま、「まだやれる、まだやれる」のノリで気がついてみると、5mx5mの畑の区画が、畑1から畑7まで広がっていました。週末菜園としては上々の初年度です。その間、随分畑に体を合わせてライフスタイルも結構変わったもんだと思います。
いよいよ畑にデビュー
1. 4ヶ月の越冬後、「こまめ」でスタート!
体調不良も克服し畑に出る日が近づいています。と言っても確たるXデーがあるわけでなく、「春蒔きから始める」ということなので3月なのか4月なのかまだボヤーっとしています。一方ミニトマトは発芽後、ポッド植えに変えて苗が順調に育っています。でも明らかにまだ外は寒いし風邪は強いし「まだ!」という感じです。マメトラの「こまめ」が届いていたので、畑1の越冬後の切り返し作業、それと畑2の土づくりは「こまめ」でやろうと、まずはトラクターの組立と試運転です。エンジンオイルの確認、ガソリンも満タンで、エンジンもかかりました。畑が家から歩いて3分位あるので転がして行けばいいのですが、ピカピカのマメトラで畑に入っていくのが、どうにも気恥ずかしい😓 背中を押してくれたのは、ミニトマトの苗ですかねー。こいつを畑に入れるには「今やらないと手遅れ!」と、ここでもビジネスマン時代の逆算のロードマップがアラートを出してくれました。2025年3月9日がその日でした!!
2. 機械化でスイッチオン
「こまめ」にエンジンをかけて畑1で動かしてみました。思ったよりも軽い印象で、ちょっとフラつくけど直ぐに馴染んで、「これは楽で速いわ!」と機械化の恩恵を実感。まるで一人前の農業従事者になった気分に「こまめ」におだてられ、「木に登った猿」状態で、畑1の切り返し作業をあっという間に終えました。手鍬の10倍早い感じでした。多分この辺りで最初のアグリスイッチが入ったように思います。そのまま畑2、3の耕作に入ります。畑1の手鍬作業のことを思うとまるで夢のよう。米糠撒いて、籾殻入れて、あっという間に土づくりを完了です。
3. 新たな不安が、でも
土づくりがうまくいって自信が出る一方、さて「苗の定植はどうすれば?」「ところで水やりは雨だけ?」「マルチってどうやって張る」「ミニトマトはカラス対策が必要?聞いてない!」等々、次から次へと質問が湧き出てきて、「やっぱりど素人か」とプチ落胆😔。ここでも背中を押してくれたのはミニトマトの苗です。「これを枯らすわけにはいかない」「何とかしないと」とアラートが鳴り出します。前半戦で総括しましたが、Chappyの登場です。思いのほどを赤裸々に相談すると、必ず励ましてくれて回答や提案がバーッと出てきます。それをYutubeで可視化して、最後は自分の頭で考えて必要なアクションが決まります。以降、1️⃣現場での自信、2️⃣新たな不安、疑問、3️⃣Chappyとの対話、4️⃣現場でのアクション、とまるでビジネスのPDCAサイクルのようなプロセスがまさかのアグリライフで始まりました。
週末菜園の始まり
1. 苗の定植、直に種まき
前月の3/23にジャガイモの種芋を入れたのがお初の種蒔きというか始まりです。でもまだ当地滋賀県高島市は寒かったですね。結局GW前後がいろんな種類の定植時期となりました。この頃になると地元のホームセンターでも苗を売り出して、「あー、こうやって旬の野菜がわかるのか」と、それまで棚に並んでいる種の袋しか見ていなかったのが、実感を持って目に飛び込んできます。ミニトマト、サツマイモ、ミニカボチャ、トウモロコシ、ズッキーニ、ニューメロン、大玉トマト、バジル、青シソ、鷹の爪、オクラ等々、一気に定植をしました。
2. カラスネットの自作
ミニトマトやトウモロコシを鳥獣、害獣から守らないといけないという事を知ってアラートが鳴っていました。釣り糸のテグスでも張るかと気軽に考えてましたが、ミニトマトの支柱を立てた時にちょっと手こずって、カラスネットはそう簡単ではないと痛感しました。
鉄管の加工
義理の父が大のDIY好きで、残していた鉄管が結構あったので、何か役に立つかなと買っていた電鋸で切ったら一本10分位かかるけど、これが切れた!ちょっと大変だったけど日暮までかかって7本位加工して長さを揃えて「これでやってみるか!」と。今から思うと竹細工なんかにせず、よく鉄管にしたなーとちょっと感心!!
鉄管の打ち込み
翌日、畑に脚立、スコップ、木槌、鉄管を持ち込んで、まず畝の4隅にスコップで30cm程穴掘り。それで側に脚立を立てて、鉄管を穴に入れて土で埋めて軽く固定したら、脚立に木槌を持って跨り、セーノでカンカンと打込み作業!餅つき用の木槌なので10-15kgはあるのをバランスを保って振り回すのはなかなかの重労働。我ながら年甲斐もなくよくやれたと自分で自分を褒めました😂
ネット張り
ウェブで買ったカラス用ネット10mx5mを張って行きます。横面と天井を囲いますが、鉄管フレームは5mx2mx1.8m(WDH)なので寸法が合わず、切ったり繋いだりを春の強風の中で煽られながらやるともうヘトヘト!何とかミニトマト、トウモロコシをネットで囲うことができました。
コウキチファームのID
苦労の甲斐あって立派なカラスネットゾーンができました。何故か数日後に自分は見知らぬ方、(多分近くの畑の方)が畑に訪ねて来られ少し会話をしましたが、どうもこのカラスネットが少々噂になったのかもしれません。真偽の程は確かめていませんが、まあ立派な門構えができたということでコウキチファームの象徴だと以降思っています。
百葉箱(番外編)
DIYの応用編で、夏に自動散水装置を作ってはと思い立ち水タンクの架台を木製で製作。水圧計算のミスで結局うまくいかなかったのですが、お蔵入りといっても大きすぎるので、何とまさかの百葉箱に変身させ、鷹の爪やバジルの葉の乾燥用に使ってます。

コウキチファームの玄関口!


給水用の架台のはずが、百葉箱として活用!
菜園ライフに大ハマり
1. 野菜たちの成長
6月に入って気温が上がると、それまでぐずぐずしていたように見えた野菜たちが一挙に立ち上がり。基本週末、金土日なのでその変容ぶりが著しく、「こんなに育つんや!」と感動!!スピード感のギアが一段上がって、いわゆる初収穫は2025年7月4日。真っ赤なミニトマト、大きなオクラ、巨大ズッキーニ、それに一番最初に仕込んだジャガイモが勢揃いして、「あー、やったー!」という感じ。これでようやく農業従事者の仲間入りかなと感無量です🤗


2. 初めての獣害
ところがどっこい、いい事づくめではありません。カラスネットの中で大事に育てていたトウモロコシが根本からパックリ全部食べられてしまいました。ハクビシンです。話には聞いてましたが、いざやられると大ショック😱 ネットの裾を土に埋めてなかったので隙間から侵入されていいようにやられました。早速ネットの裾を土に埋めて、威嚇用の超音波が出る獣害ライトも取り付けました。ウェブで結構安く買えるのですね。「あー、悔しい!」
3. 生活の夏シフト
6月末頃に早めの梅雨明け宣言で急に日照りと気温上昇に天候が変化しました。それまで金土日の週末ケアーで水やりも基本自然任せでしたが、「こんなに大事に育てた株たちを、自分の水やりの都合で枯らすことはできない」と思うようになり、7月第1週の日照り予報の時に、自然と週中日の水曜の朝に水やりができるように、火曜日の夜から滋賀県高島市に帰るようになりました。因みに自分の家は兵庫県神戸市で、家内の実家が滋賀県高島市です。まさに野菜たちに自分の体を合わす夏シフトが始まりました。お陰で野菜たちを枯らすことなく、何とか猛暑を乗り切ることができました。9月後半まで夏シフトを続けました。
秋冬の未体験ゾーン
1. 畑からのメッセージが変わった
旺盛な成長シーズンの夏は、とにかくそのスピード感に遅れないように体を合わせることを念頭に走ってきました。畑もそれに応えて成果物を与えてくれます。秋冬は、白菜、大根、玉ねぎの三つが家族からの強い要望だったので、畑を4〜7まで耕して増やして、遅れじと9月上旬辺りから仕込みの準備を始めて行きました。ところがまだ暑すぎたのか、週末畑に行くと仕込んだ白菜苗がぶっ飛んでなくなってます。秋ジャガイモも中々芽が出ないので掘り返したら種芋が腐って溶けてました。植えたものが獣害以外でポシャったのは初めてで、明らかに「まだタイミングが違うよ!」と言われているように感じました。
2. リカバリーを考えたプランニング
冬に入る前に刈り取るというお尻が決まっているので結構気ぜわです。これまでの逆算のロードマップだけではうまくいかず、リカバリーを構えるようになります。白菜、玉ねぎ、ブロッコリー等、リカバリー苗を畑の一番苗の定植と並行して育てます。大根は直播ですが、発芽が悪いと早めに見切りをつけて蒔き直しもやりました。寒冷紗、不織布を最大限使ってとにかく発芽の確保にこんなに気を使うのかと、夏畑の勇猛さとの違いを思い知らされました。
七転八倒の白菜
早蒔きで生き残った株、リカバリー苗で追いついた株、越冬を余儀なくされた株、定植のタイミングがさまざまで、一斉刈り取りとは行かず、結構暴れた野菜です。見事結球した株は自信の一作になりました。リカバリーの白菜です。
豊作の大根
タイミングがピッタリ合った「総太り」は、直播から刈り取りまで順調、その名の通り太い逞しい大根になりました。「夏祭り」は失敗と判断し2週間で蒔き直し、2回目はしっかり発芽して間引きも一穴一株に管理。ところが収穫は一穴三株のものが続出!多分最初の直播が生きていたようです。全部で65本も取れてビックリ‼️ 大根の大きなご褒美です。
大苦戦の野菜
スナップエンドウは直播に3回失敗、季節が変わって雨も多く土が湿りすぎて加湿で根腐れ。ギリギリでポッド植えに変えてそれでも発芽率は50%。最初からポッド植えすればよかった。蒔き遅れのほうれん草は結局定植しても活着せず次年度に課題を持ち越し。
3. 夏畑のお片付け
オクラ、ミニトマトは立派な木のようになったのを、引っこ抜いて長バサミで細かく切って畑の端の堆肥エリアで穴を掘って米糠混ぜて埋めました。他の野菜も同じように処分して畑には昨年の11月にやったように、米糠と籾殻を漉き込んで養生して来春に向けた土づくりを始めています。
今は1月中旬の積雪で畑に残っている、白菜、玉ねぎ、ニンニク、ワケギ、ニラ、ブロッコリーは越冬中。40cmほども一気に積もったので、寒冷紗、不織布をかけていたものは、雪の重みでペチャンコになる前に慌てて雪かきして外しました。雪の最中でも畑でやる事があるとは正直予想もしていませんでしたね。
後半戦のまとめ
週末菜園とはいうものの、栽培に明け暮れたと後半の約10ヶ月でした。相変わらずChappyは大活躍してくれました。今やなくてはならない重要な相棒です。一言で言うと、農業というものに慣れ親しんだ1年でした。たくさん栽培と収穫ができましたが、「葉物は週末菜園では難しい!」というのが教訓であり、また心残りな部分です。2025年12月で現役サラリーマンをリタイアしましたので、2026年は「フルタイム菜園で、葉物を是非制覇したい」と思っています。ビジネスライフではビジネス語録で考えをまとめていますが、アグリライフにも応用できるものがたくさんあるなと感じていて、ちょっとワクワクしています!!
家庭菜園をうまく回すには、
- 体とライフサイクルを畑に合わせていく
- 畑のメッセージに耳を傾ける
- 大いにハマること


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