2026年の畑のプランニングが終わって苗づくりを始めたものの、はてどれだけの苗を仕込めばいいのかがまだよくわかっていない。いわゆる「営農スペース」の使い道が決まっていない。まあいずれぶつかる課題と思っていたが、「今でしょ!」の時期になってしまいました。色々動いて何とか光明が見えてきたかなーという今日この頃です!!
需要と供給の問題
アグリライフでこんなビジネス的な課題に直面するとは薄々わかっちゃいたものの、いざその局面になると結構難儀な問題です。2026年の畑のプランニングの「レイアウトづくり」のところで、つくる側(供給サイド)は、「多品種適量生産」「大体スーパーで売っているものはある」と方針を立て、消費する側(需要サイド)は、「自給自足、お裾分け、JA直売所」で大体行けるわと考えていました。
昨年は植え付けしながら、一面6mx6mの区画を3面体制から徐々に増やして7面体制にまで広げていったので、「作った分、食べるあげる」で機嫌よくやっていました。しかし今年は既に7面あって、何と言っても「営農スペース」を設けてあるので圧倒的に供給サイドが大きく、「作れるだけ作ったら、食べてもあげても、余る‼️」ということが改めて明白になりました。
3月〜4月にかけては、苗の仕込みの繁忙期で、着々とロードマップに従って播種しないと5月に必要な数の株の定植ができません。昨年の再現をするだけならそれまでですが、要は「営農スペース」の目処が具体的に立っていない、需要の見通しが非常に甘かったと反省しきりです。
直売所確保に向けて
元々近所にJA全農Aコープ新旭店というスーパーがあって、そこの「直売コーナー」に義理の母も出荷をしていたので、まあそこを頼ればいいかと思っていました。ところが昨年秋に地方スーパーの悲哀とも言える閉店になってしまい、ちょっと離れた「道の駅」の直売コーナーに狙いを変えて面談の申し込み等準備をしていました。3月後半に面談日が決まりましたが、よくよく考えると競争相手が多数いるわけで、新参者の自分には極めて不利な感じが日増しに強まって、一度「コウキチファーム」の概要をまとめてみようと、ビジネスマン時代を思い出しプレゼンを作ってみました。
コウキチファームとは
いざプレゼンとなると、自己紹介、農業履歴、直売所出店への考え、成果物の実績、出荷能力と多分先方が知りたいであろうことが次々と頭に浮かんできて、やっぱり第3者的に見て色々弱みばかりが目につく内容になりました。プレゼン資料を作っていて気になった点は以下の点です。
- 地に足の付いた生産者か?(週日は当地で農業、休日は神戸の自宅)
- 供給能力と規模感?(マックス半反5R)
- 継続性?(既に65歳😓)
- 出荷実績?(昨年自給自足、お裾分け)
- 認知度?(地元大手コメ生産者と面識はあるが・・)
- 自信の売りの成果物は?(オクラ、空芯菜、大根くらいか・・)
当日の面談
自信を持っての面談の予定でしたが、上記の通り弱み満載で当日を迎えました。道の駅の会議室で行われましたが、面談者多数なのか時間に行くと控え室に既に二人が待っていて、30分ほど待って自分の番でした。先方は10人もいてなかなか物々しい会議でした。簡単な自己紹介から始まってその後は質問でしたが、予想通り「移住の予定はないか?」とか、「畑を広げる予定はないか?」「地元の知っている人は誰か」等々、1️⃣地場に根付くかどうか、2️⃣供給能力、3️⃣認知度、に関する質問ばかりで、成果物の話は一切出ずそのまま時間切れとなりました。準備した資料も渡せず、ちょっと場違いだったかなーとモヤモヤ感の残る結果でした。
思わぬ拾い物
さて「営農スペースの需要獲得はちょっと無理か」と思いながら帰路に着きましたが、そう言えば控え室で一緒になった人が、今津(隣の駅)のAコープの直売所に出していると言ってたなと思い出し、あそこにもAコープがあったんやと。「そうか行ってみよ!」とそのまま家に帰らず10分ほど車を走らせて、今津のAコープに行きました。ちゃんと直売所コーナーがあって、近所にあった新旭のAコープと同じでした。棚の整理をしている店員さんに、「直売所のことは誰に聞けばいいの?」と尋ねると、「あー、店長を呼んできます。」すると店長さんがやって来て、「新旭のAコープ出荷者には閉店前に声かけたけどね・・」とちょっとつれない感じでしたが、「義理の母が新旭には出荷していて・・」と粘ると、「今日は忙しいのでまた別の日にでも・・」、「では明後日のこの時間でもいいですか?」ということで、少々強引にアポを取り付けて2日後にまたやって来ました。
今度は事務所の店長室に案内されて一応話を聞いてくれました。道の駅に準備していたプレゼン資料も見せて説明すると、特に審査という感じでもなく、店長さんの胸三寸で話が進んで、「出荷者登録申請書」なるものを貰うことができました。聞けば地域農協の縛りはあまり無くて、ビジネスライクに店の独自判断での運営をしているようです。早速申請書を完成させて提出をして、決裁結果を待つ運びとなりました。

出荷チャネルの確保は重要
今回、出荷チャネルの開拓という意識した行動がないと、畑のモノづくりはたちまち立ち行かなくなるなと痛感しました。今津Aコープの直売所を確定させて今後春夏シーズンの活動に入っていきますが、考えると出荷チャネルは色々あるので、不測の事態に備えた準備は色々やっておかないといけないなというのが教訓となりました。
出荷チャネルが見えると、自分だけの内海世界から外海に出るような感じを持っていて、これは一つアグリライフの醍醐味だなーと思います。身が引き締まるというか、ビジネスのようないい緊張感が出て来ました。
「販路探し」という、一つタスクが増えました!!

まだAコープの正式登録は終わってませんが、「販路探し」のタスクは続きます。市場は変わるものですからね。消費者と繋がることで、畑づくりもまた違った局面を迎えることと思います!!

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