とうとうと言うか、やっとと言うか自身の成果物が店頭に並びました。家庭菜園を始めた時からどこかでこの日を待ち望んでいたように思います。「これで一丁前!」かと。ど素人感丸出しで三角鍬を買って畑を手で耕していた頃を思わず懐かしんでしまいました。販路開拓ができたことを実感して、自然とつくる側の緊張感も増したように思います。
商品委託販売契約
これまで何度もビジネスの世界ではお目にかかった見慣れた書類ですが、自身がその当事者となると改めて真面目に読みました🤭。以前のブログ(販路探しで新境地)では、まだ正式決裁と契約に至ってなかったので、ぬか喜びな感じでしたが、ようやく地域の農業生産者の一員になれた事を嬉しく思っています。書類は簡易なものですが、まさか自分が農協とお付き合いするようになるとは、現役ビジネスマンの頃には想像もしていませんでした。「商品管理」は一文で簡潔ですが、生産者としての責任を感じさせるものです。



◾️4月初旬に内示をもらって約1ヶ月後の5月1日付けの契約となりました。(内容は抜粋のみ)
初出荷に向けて
1. いきなり供給者
店長からは既に4月末にメールで「5/1から出荷可能です」と連絡が入っていて、「そりゃ、そうなるわな」と、その時は病室で(腰の手術で入院中だったため。ビジネスライフの棚卸し)複雑な心持ちでした。7月にオクラでも出荷できればなーくらいに思ってましたが、いざ受託側に立ってみると「供給責任」という言葉が胸に少し芽生えていました。退院後5/12に店長に会って契約書を交わしましたが、その時に事情を話して、スロースタートを了解してもらいました。
2. 市場性はあるのか
まだ農作業はできませんが、久々に畑に出てみると、そら豆、スナップエンドウがたわわに実ってました。「そうか、これいけるな忘れてた!」早速そら豆、スナップエンドウは試し採りをして塩茹でして食べました。また家族、親族、近所へのお裾分けも間髪入れずやって評価を確認してみました。評判は思った以上に上々で、近所のスーパーで見ていた品と見比べても遜色ないし、市場導入マーケティングリサーチは合格と判断しました。

◾️そら豆が知らぬ間にタワワに!

◾️早速、試し採り!

◾️シンプルに塩茹でで味見!
3.見栄えは重要
出荷を決めたからには、店頭をもう一度しっかり見ておこうと、今津Aコープの直売所コーナーに視察に出向きました。パッケージは防曇袋(包装用の曇り止めフィルム袋)を、お裾分けの時から使っていたので、セロテープで封をすればいいなと思って現場を見てみると、「あれ、違うな、セロテープじゃダメやな!」、確かにどこのスーパーでも見るポリ袋の結束テープやな。早速調べてみると、「バックシーラーテープ」といことが分かりました。また「バックシーラー」と言う専用機も必要です。結構慌てて、ホームセンターに走ったところ、いつも防曇袋を買っていたすぐ横にバックシーラーもテープも揃えて置いてありました。そんなに高価なものでもなかったので、必要投資と割り切って即時購入となりました。既に成果物の段取りはつけていたので、お裾分け梱包に一手間かけてバックシーラーで結束したところ、店頭に並んでいるあの感じに見事なりました‼️

◾️バックシーラーとテープ

◾️そら豆の店頭販売用パッケージ
4. 品揃えでもうひと推し
店頭チェックで、スナップエンドウは既に出荷者が多くこのタイミングでは出荷アイテムから自分では落としていました。そら豆は確かに自信はあるのですが、できればもう一品ないかと言う気持ちです。セロリがあったのですが、療養中に薹が立ってしまいやっぱり無理です。ふと庭に目をやると、「そうか、キンカンがあった!!」、今年3月に放任だった金柑の木に施肥と剪定を施して手入れをしていました。先週、孫にお土産で持って帰ったら、「キンカンおかわり!!」と言われて大好評だったのです。ブレンド肥料でとても柔らかい食感になり甘味が増しています。畑の成果物に捉われる必要はないし、これは競合もいないし、彩りも良いしと、そう言えばAコープへの出荷品のプレゼン資料にも入れていたのをすっかり失念していました。早速100個ほど収穫してパッキングしました。

◾️代々引き継いだ金柑の木に施肥!

◾️綺麗にクリーニングしてパッケージ!
5. 価格はどうする
最後の準備です。値付けをどうするか。小売の相場は大体頭に入っていましたが、いざ値付けするとなると、「やっぱり完売したいよなー!」「高過ぎてもなー!」と色々と考えが渦巻きます。今回はそら豆300gパックx9袋、キンカン200gパックx6袋です。需要調査まではやれてないので、正直どれだけ動くか全く見当もつきません。でも小規模農家の余剰販売支援の様相が強く、地産地消の朝採りで地域と繋がるという感じだとは理解しています。「まあ、新参者だし、自分が買いやすいと思う価格」ということにしました。一応ネットで最新の農家直送販売の価格等も調べて、それらの平均価格を出して、それよりちょっと下辺りを狙い目にしました。流石に処分価格は参考にしませんでした。そら豆は330円、キンカンは270円に決まりました
生産者直売コーナーにデビュー
朝7:30に生産者名札を付けてお店のバックヤードに行きました。既に数名、思い思いの成果物を携えて来られてました。「へー、こんな感じか!」と、もっと仰々しい光景を思い描いていましたが、その辺の農家の方々が寄り合っている感じです。昨今の農家の生産者事情を反映して高齢の方が多いです。「なんか、のどか!」と思ってしまいました。早速、ラベルプリンターで出品の品目、価格、生産者名の入ったラベルをアウトプットして準備した成果物に貼り付けて行きます。売り場に行くと、既に成果物が並べてあって、でもまだ時間が早いのかまばらな感じです。大体同じ種類のところに自分のも並べると、なんと本当の商品になりました‼️ さて果たしてどれだけ売れるのか?

◾️そら豆、330円

◾️キンカン、270円

◾️各農家さんの品が続々!
販売成果は如何に
売れ行きが12:00、16:00、19:30と3回メールで自動配信されます。1回目の配信がお昼に届きました。そら豆x2、キンカンx2となってます。「とにかく動いた!!」そんな感じです。当日余ったものは翌日までに自主引き取りなので返品ができるだけ無いようにという気持ちに変わって行きます。16:00の連絡で、そら豆x4、キンカンx4です。金柑の方が動きが良さそうです。後は夕刻のお買い物ニーズがどれだけあるか。19:00には引き取りに行ってついでに買い物もしようと思ってましたので、お店に出向きました。直売コーナーを覗くと既に商品は18:00で一旦回収されてバックヤードに行ってました。不安半分で回収箱を見てみると、そら豆x3、キンカンx1が残ってました。「うーん、まずまず上出来!!」という気持ちになりました。締めて3,330円の売り上げです。コンスタントに動いたのが良かったと思いました。それぞれの時間帯で自分の商品を手に取って下さった方が居て、買おうと決めて頂いたということが励みに感じました。デビュー戦は70点くらいは付けたいな思います。
ルーティーンへの取り込み
直売所への出荷に際しては出荷準備、進捗管理、後片付けの大きく三つの仕事が発生します。今後の自身のライフワークとしてルーティーン化が必要となります。週日をアグリライフ、休日をスポーツライフという風に色々考えて試してみたいと思います。
- 出荷は基本は朝採り、7:30amにお店のバックヤードに行って価格ラベルを貼って売り場に並べる
- 12:00、16:00の2回の販売実績を見て必要であれば、価格ラベルを変更して完売処分
- 18:00以降にお店に出向いて売れ残り品を回収、自主消費かお裾分けでフードロスのない処分を行う
出荷準備
朝採りでどうしても間に合わない場合もあるので前日の夕刻に収穫も要検討(成果物に拠る)。そら豆、オクラなどは手早く梱包できるが、葉物や洗浄が必要なものは事前収穫が必要。冷蔵庫は納屋にお古があって野菜室をフル稼働。
進捗管理
販売実績を積めばある程度の予測が立つので価格変更は基本は無しを目指しています。しかし翌日から旅行に行くなど当日処分がどうしても必要な時には早めの価格変更が必要です。また徐々に需要予測の精度が上がるはずなので、それを作付けプランに反映。
後片付け
18:00で生産者コーナーは一応終わり。売れ残りはこれまで通り、家族・親族で消費。またお裾分けで対応となるが、お裾分けルートを増やしたり、別の販路開拓も今後は検討が必要。
これからは暑くなって厳しい季節がやってきます。体のメンテナンスを怠らず需給バランスの取れたアグリライフを目指します。

コメント