元々夏の自動灌水対策として素人考えで作った保水タンク台が、当初の思惑とは全然違う方向に進化し、結果えらい役に立っています。少し手を加えたりしながらコスパ、タイパ、スペパを追求しています。「まあ、なんでも作ってみるもんですね!」
自動灌水機への夢
1. 真夏の週末菜園対策
2025年春先当時、まだ現役会社員だった私は週末菜園で迫り来る真夏をどう乗り切ろうかと頭を悩ませていました。まだ机上のプランと現実をうまく噛み合わせられない頃で、頭デッカチの頃ですね。金土日の農作業だと必ず週日半ばで畑が水枯れになると思い込んでいて※、何とかそれを自動灌水機を作ることで乗り切れないかと真剣に考えていました。Youtubeでは、ローリタンクの500リットルをヤグラ台に乗っけて灌水チューブで複数畝に散水などが見つかりましたが、コスパ、タイパ、スペパ全てでちょっと引いてしまう内容でした。なので大道具は一旦横に置いてまず散水タイマーを探しました。これがワークしないと何も始まりません。監視カメラ並みにアプリでヒョイヒョイとやれば遠隔でも散水位できるだろうと何故か不思議な自信だけがありました。
※夏の水対策は、結局毎週火曜日の夜に就業後セカンドハウスに移動して、水曜日の早朝に水やりをして出勤するという、超体育会系のノリで克服しました。

◾️自動灌水イメージ

出典:https://eson-outdoor-life.com/ Roots Life
2. 散水タイマーの実験
まずは自宅の仮設畑で実際に自動散水ができるかどうか、育苗中の苗を使って散水実験をすることにしました。通販で購入した散水タイマーを水道の蛇口に取り付けて、散水チューブを仮設畑に這わせて後はタイマーをセットするだけ。と思ってやってみましたが、プランと現実にはなかなか大きなギャップが以下の通りに存在しました。
- 水道の水圧が強すぎると直ぐにホースが蛇口から吹っ飛んでしまう(意外に繊細な調整が必要)
- 散水チューブの穴が適正サイズでないと散水しない
- タイマーの設定時間は、時間あたりの散水量を計測して逆算する等意外に大変
- 一旦セットアップをしてもタイマーで稼働中に散水チューブの位置が水圧等でずれて狙いを外す
- 春先から初夏は自然降雨で十分苗は育つので実験結果が正確に把握できない


◾️仮設畑に水道から引っ張った散水チューブを配置
3. 大道具の制作
散水タイマーの稼動性チェックもそこそこに、まあ水は出るから何とかなるわと早々に結論づけて、もう一つの課題である大道具の制作に取り掛かりました。結局まだ自信もあまりなかったので100Lのローリータンクを1mの高さに置いてその位置エネルギーで散水しようと考えました。畑は若干勾配があるので1.5mは稼げる計算です。100kgの耐荷重は必要なので結構頑丈に作らなければなりません。ホームセンターで「2×4材」がいいかなと目をつけていましたので、それをベースにエクセルで簡単な図面を引きました。釘打ちは大変なのでインパクトドライバーでコーススレッドで固定するのがいいかと思い、この機会にDIY工具セットも購入しました。これが初めてのDIY投資です。大道具制作はもっと手こずるかと思いましたが、義弟夫婦に「こんにちは、何を作ってはるんですか?」と不信感を持たれた以外は、大体段取り通りに組み立てができました。

◾️エクセルで図面作成

◾️2×4材をホームセンターでカット、インパクトドライバーで接合

◾️100kg耐荷重とするため筋交を入れて補強
組み立てたものの、これを畑の炎天下に出したらタンク内の水が茹ってしまう。やっぱり屋根をつけてある程度遮熱しないと自動温水灌水機になってしまうと現物を見て改めて実感。何とか追っ付けDIYでそれなりの遮熱構造にして後は散水タイマーがちゃんと作動するかどうかいうところまで来ました。

◾️丸裸では炎天下で温水に!

◾️屋根をつけて日照りと雨対策!

◾️遮熱はシンプルにすだれで!
4. 夢破れる!
さて、ここまで準備していよいよ散水タイマーの設置と作動確認です。まずタンクに軽く水を張ってタンクの水の出口を開けると「ジャバジャバ」と水が出てきます。次にそこにパイプを繋いでその先に散水タイマーつけて「タイマーオフモード」で散水タイマーからの水の出を確認します。タイマーオフなので水は素通りして出てくるはずです。ところがいくら待っても水が出てきません。「あれ!何で出ないの?」、念の為散水タイマーとタンクを繋いでいるパイプを外すと「ジャバジャバ」とタンクから水が出てきます。もう一度散水タイマーをそのジャバジャバの先に取り付けますが、散水タイマーの出口から水が出てきません。「あれー、タイマーをセットしないと稼動しないのかな?」と思ってタイマーを実際に1分にセットしますが、1分経っても何も変化が起きません。仕様がないのでAIに聞いてみました。散水タイマーの内部弁は水道の水圧で反応するらしく、タンクの水が落ちる水圧では反応しないとのこと。図体が大きいのに水圧はそこまでないということが判明しました(理論上5Mまでタンクを上げても水圧不足、別途水圧調整機が必要とのこと)。

百葉箱に転用
自動灌水機の失意が判明したのは2025年7月上旬。机上のプランがどんどん膨らんで思うがままに進めてきた事が、現実にぶつかって痛恨の極みです。「まあ、もっと物理は勉強しておくんだっなー!」と反省しきりです‼️ 改めてド文系の道で気合い一本の人生を選んで正解だったなと胸を撫で下ろしました。しかしできてしまった自動灌水架台は無用の長物には物体が大きすぎて且つ重すぎて簡単に移動もできません。いっそ小学校に朝礼台として寄付しようかとも思いましたが、あまりに脈略がなく動機不純なので却下しました。仕様がないのですだれは購入した分全て掛けると3面が塞がり、いい感じで風通しもよく涼しげな環境ができています。ちょうど畑で摘んできた「バジルの葉っぱ」「大葉の葉っぱ」があってこれらを干すのに使えるなと思い、「百葉箱」に命名してこの方向で使っていくかとなったのです(家庭菜園レビュー2)。

◾️スダレを3面掛けて、涼しげな環境!

◾️バジルと大葉の葉っぱを干すのに丁度いい!
速攻DIYで2段積み百葉箱に
2026年6月に玉ねぎの収穫を迎えて150個もの数が出来てくるので、納屋に干すのは高温で蒸せるし、どこに干そうかと思案していました。ふと思いついたのが、「百葉箱はやたらでかいけどたった1段しかない、待てよ?下の段に板を張れば2段にできるな・・」。早速メジャーで測ったら91cmと70cmのベニヤがあればやれるなーと。ホームセンターに行って見ると、1820mm x 100mmのヒラ材がたった285円で売ってましたので、2本買って半分にカットしたものを並べてインパクトドライバーで一本留め。買い物含めて40分で完了しました!! メッチャ速攻でした‼️

◾️ヒラ材でも4枚張れば強度は十分!

◾️育苗箱が3枚ぴったり並べられるスペースを確保!
成果物に押されてスーパー3段積みに
収穫始めると玉ねぎだけでなく、ニンニクがあったことも思いだし慌てて収穫、どっちも陰干しが必要な成果物です。しかしこれだと定番のバジルと大葉が干せないなーどうしよう。冬に大根を干した乾燥カゴがあるけど、あれはこの前爆発収穫した「ワケギ」を干そうと思ってたしなー!(ワケギ爆発)

◾️玉ねぎ150個(他に三畝)

◾️ニンニク40株

◾️ワケギ球根300個
「そうか論理的に考えて、百葉箱の一段目のスペースが使いきれていない、なのでここに何とか段積みをでいないか?」とツラツラ考えるに、妙案が浮かんできたのでした。
- まず玉ねぎを上下2段に150個びっしりと敷き詰める
- 次にジャガイモ保存に使っている網目のプラスチックケースを玉ねぎ上段に押し入れてタワーにする
- そのタワーにニンニクの入ったカゴと、2週前に収穫した育苗箱に載ってるワケギを乗っける
- バジルと大葉は、乾燥カゴに入れて百葉箱の前に吊り下げる。
- これで全てが雨にも当たらず、日陰干しとなり、風通しも確保できる
- トドメに元々灌水タンクの遮熱用に使おうと思っていた遮熱シートを西日対策に張って高温化を防ぐ






どっかで役に立つわマインド
1年前には思いもよらぬ展開となっていますが、根底にあるのは、「まあどっかで役に立つやろ!!」という感じで買ったものや、考えたことは、大事にしまいつつチャンスとあらば使っていることでしょうか。今のところ家庭菜園を始めて全く無駄になったものは無いように思います。今は使わなくても、一旦不要と思っても、必ずまた出会う日が来る、そんな思いでやっています!

次のDIYは何かわかりませんが、熱のこもり易い納屋の風通し改善とかが頭をよぎります

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