「しゅふりょく」とセカンドライフ

セカンドライフ・ブログ

 セカンドライフをこなすのに必須なのが「しゅふりょく」です。主婦力なのか主夫力なのか、どっちを書いても物議をかもすので敢えて、「しゅふりょく」です。家事力、生活力といっても意味的には変わりませんが、よりたくさんの意味を含む言葉として使っています。

ラジオでふと思った家事力・生活力

 朝ラジオで「キャベツの安売りはありがたいけど、一個を一人では無理!」、「なのでカット野菜を食べています!」と女性パーソナリティーが言っていました。せめて「なので半分カットを買ってます」位は言って欲しかった。スーパーやコンビニがどんどん便利を提供してくれるので、今や食の調理に費やす時間は人によってですが、かなり少なくなっているんだろうと少し心配もあるなーというのが我ら旧世代の思うことでしょう。しかしそれに留まらず同じことは他のものでもあります。例えば洗濯とアイロン、最近の服はウオツシャブルになってノーアイロン仕様が多いので基本洗濯機に放り込めば終わり、乾燥もドラム式なら全部やってくれます。更には日用品はネットで購入、1日の献立はAIに丸投げ、最悪ウーバーEATS、掃除はルンバ、お金回りも携帯一つで管理等々。世の中がこの勢いでどんどん便利になれば、その便利に頼って殆どの家事は簡便化し生活力を担保できるのかもしれません。しかし一方で最近の異常気候による不測の災害やそれによる劇的な不便さの発生を考えると、やっぱり伝統的な家事力・生活力はベースに保持しておくべきものではないかと、ふと思った次第です。まあ一言で「しゅふりょく」鍛えてるかーです。

「しゅふりょく」って何?

  「しゅふりょく」とは、衣食住を家族分または最低限自分自身のために回す力だと思っています。

  1. 料理、洗濯、掃除などの家事全般を行う技術力
  2. 生活品調達備蓄、献立、衣替え、寝具手入れなどのメインテナンス力
  3. 家計、財産管理、健康管理、医療受診等の管理力

 こうしてみるとその中身は多岐に渡りなかなか大変な仕事です。昭和は主婦がこれらを主に担い、時代を経るごとに徐々に主夫が参画し、今や家族全体で役割分担の時代です。また役割分担の時代だからこそこれまではお父さんのお仕事であって家事とは一線を画していた大事な経済力も当然分担され「しゅふりょく」の重要部分に既に組み込まれていると考えます。

4. 上記1-3の大前提となる収入を稼ぐ力

 夫婦分業で家事が手作業に大きく頼っていた時代から役割分担がここまで進んできたのは、まさに家電製品の普及、スーパー・コンビニの台頭、スマホの登場と近代文明の恩恵そのものだと思います。

自分は「しゅふりょく」があるか

 先のラジオの話ではないですが、現代はお金さえあればどんどん便利を手に入れることができます。若手の女性パーソナリティーはカット野菜をタイパも考えて有効活用しています。多分稼ぎがしっかりしているんでしょう。でもなんか「しゅふりょく」ないなーと感じてしまいました。キャベツは蒸してタッパーに小分けにして、サラダ、味噌汁、お弁当で食べてますなんて事なら、頑張って「しゅふりょく」発揮してるなと思うわけです。また世のお父さん方はそもそも家事や奥さん任せにしていることが多すぎませんかとこの機会に警鐘を鳴らしたいです。つまり主婦力頼りになっていませんかと。まあ今回の想定読者はサラリーマンでいずれセカンドライフを迎える方々ですので、ここからは敢えてそこに絞ってブログを校正していきたいと思います。因みにもし配偶者がいないとしたら10項目を下記に記してみました。これをガイドラインに自分の「しゅふりょく」を一度見直してみることをお勧めします。

配偶者がいないとしたらできるか10項目
  1. 3食、外食せずに1ヶ月暮らせるか。
  2. 外食でも栄養やカロリーを考えて食べられるか。
  3. ゴミ捨ては燃えるゴミ、燃えないごみを区分してゴミの日に滞りなくできるか。
  4. トイレ、風呂はちゃんと掃除できるか。
  5. 衣替えや、クリーニング通いはできるか。
  6. 水道光熱費の支払いはできるか。
  7. 突然の体調不良の時にどこの病院に行くか決めているか。
  8. 預貯金の状況は把握しているか。
  9. ご近所といつでも話ができるか。
  10. 年金、火災保険、生命保険、自動車保険等の内容を把握しているか。

単身赴任はいい機会

 サラリーマンの多くの方が多分一度は経験する「単身赴任」。これをどう活かすかがセカンドライフには大きな布石となります。既婚者の方は通常、合理的もしくは合法的に一人にはなかなかなれませんが、単身赴任なら家庭を持ちながら且つ「しゅふりょく」を発揮できる一人の環境に浸ることができます。

海外での単身赴任

 自身も何を隠そう都合16年も単身赴任をやっていて、その間に着実に「しゅふりょく」が上がっています。自身の場合は海外での単身赴任もありましたので、実はこれが相当効果があったと自負しています。日本はコンビニあり、外食もよりどりみどりで、最悪週末帰宅すれば、単身赴任といってもそれほどハードルが高くないですが、海外だとちゃんと自分で日本食を食べないとそのうち健康を害してしまうと容易に想像がつく環境だからです。その他にも日本では当たり前と思っていたことが、結構不便で何でも自分でやらないと立ち行かないことが結構あります。例えば医療機関に頼る必要が出てきた時、日本ほど便利で患者に優しくコスパの優れた国はありません。時に海外生活で突然体調が崩れサバイバルなことになり七転八倒、結構鍛えられますね。

日本で普通に単身赴任

 話は戻って日本の単身赴任がサラリーマンの定番です。タイミングや健康状態で悲喜交々と思いますが、これを活かしてやろうと思うか、じっと耐え忍ぶかでは後に大きな差が出てくると思います。「しゅふりょく」ということが自分のテーマにしっかりとなって暮らしていれば、いずれやってくるセカンドライフの選択肢が間違いなく増えるし、そのスタートアップもいいものになると思います。また「しゅふりょく」そのものにこれまで気づいて来なかった方は、それに気づくだけでも大きな収穫になると思います。

セカンドライフで必要なもの

 「しゅふりょく」をハイライトしてきましたが、これは術であってセカンドライフに必要なのことは、あくまでサラリーマンを前提にしますが、「自立」だと思います。家内から自立、子供達から自立、勤め人から自立、人間関係から自立、なんでも自分一人でやれる技能とメンタリティということになるでしょうか。なんか孤独みたいですが、一人を楽しめるというのが基本だと思っています。

サラリーマンのメンタリティー

 現役サラリーマン時代は、ある意味仕事場では8時間皆と一緒にいて家族のために働く正義のもと平等感を覚えます。つまりその間はほぼ仕事という同じことを考え(もちろん仕事の中身は人それぞれですが)、同じようなことをしています。またその時間が圧倒的に1日の中で占める割合が多く、当然それを毎日正当化して生きていますので、自分はこれでいいんだという安心感の中にいます。その生活が嫌でなければ、サラリーマンライフは世間でも認められていて納得性の高いものだと思います。

セカンドライフのメンタリティー

 ところがセカンドライフは、自分の時間がほぼ全てなので、長い時間一緒に居る同じみんなはもういないし、年齢的に健康も体力もそれぞれ違ってきて平等感を感じることは減ります。何より一番の違いは社会的に頼られて支える側から、頼って見守る側に変わることです。それによって長年親しんだ働く正義メンタリティーは無くなっていきます。ここでは一抹の寂しさがあるのは当然です。体も心もチュンと縮まった感じを受ける人も多いのではないでしょうか。ここは誰もが通るセカンドライフへの登竜門、でもここをバネにできるから次がある。

求められる自立

 そこで「自立」が大事になってくるんだと思います。要は自分一人でやることがある。それを楽しんでできる。平たく言うと「年寄りの教育と教養ならぬ、年寄りの今日行くところがある、今日用事がある」と言うことに尽きるのかなーと。その時に「しゅふりょく」があると生活の術があるので色々用事も増えるし、その流れで行くところも出てくる。自立のためにも術となる「しゅふりょく」はセカンドライフの前に身につけて磨いておくことが大事です。

それぞれのセカンドライフ

 前からやりたかった事がある、既に新生活に片足突っ込んでいると言う人は60歳とか65歳は定年や年金受給という節目になるのでセカンドライフのスタートアップとしては適齢ではないかと思います。一方昨今、仕事を辞めてもやる事ないし、先立つものも年金だけだと不安だし、取り敢えず働けるだけ働こうかと言う人が増えているように思います。しかしせっかくの人生、サラリーマン的な生活ばかりを続けずとも、違うセカンドライフを楽しめるように、一つのきっかけとして、また用意周到に生活の術を身につけておくためにも「しゅふりょく」を考えてみてはどうかと、今朝のラジオを聴いて思った次第です。

 女性パーソナリティーのカット野菜の話が頭に引っかかり、いつも何気なく使っている「しゅふりょく」という言葉を考え出したら止まらなくなりました🙂‍↕️

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